年代別
NEWS 2006
日本新薬とバイエル薬品がアレルギー性鼻炎治療剤「バイナス®錠」の國內販売で提攜
バイエル薬品株式會社(本社:大阪市、社長:栄木憲和)は、販売中のアレルギー性鼻炎治療剤「バイナス?錠」(一般名:ラマトロバン)の日本國內での販売権を、日本新薬株式會社(本社:京都市、社長:初山一登)に譲渡することで合意いたしました。この販売権の譲渡は、今年7月1日付けで実施されます。
バイナス?錠は、アレルギー性鼻炎の原因となるプロスタグランジンD2とトロンボキサンA2の受容體を拮抗阻害する醫薬品で、2000年5月にバイエル薬品により新発売され、昨年の売上は30億円(薬価ベース)でした。
バイエル薬品は、事業戦力を、その強みである CVRM製品(注1)に集中し業務のさらなる効率化を図るとともに、新製品の発売に備えます。また、日本新薬は、重點領域の一つである炎癥?アレルギー領域の品揃えを強化し、耳鼻科、內科におけるアレルギー性鼻炎関連製品の売上拡大と活動効率向上を図ります。
「バイエル薬品が推し進めるCVRM製品への「選択と集中」の戦略の中で、今回の決定は製品戦略上、重要な意味を持ちます。また、アレルギー性鼻炎治療薬として広く使用されているヒスタミンH 1受容體拮抗薬を持つ日本新薬株式會社に、バイナス?錠 の販売を手がけていただけることは、バイエル薬品にとって大変有意義なことです」と、バイエル薬品社長、栄木憲和は述べています。
「日本新薬は、アレルギー性疾患治療剤として抗ヒスタミン剤のリボスチン?點眼剤?點鼻剤を販売していますが、今回、経口抗アレルギー剤であるバイナス?錠を加えることにより、アレルギー性鼻炎の様々な癥狀に対応可能となりました。將來的には、現在、第Ⅲ相試験を実施中のステロイド點鼻剤もラインアップに加え、今後、この領域での學術宣伝活動をさらに強化します?!工?、日本新薬社長、初山一登は述べています。
現在、バイエル薬品が杏林製薬と行っているバイナス?錠の併売は、今年7月1日付けで、日本新薬と杏林製薬の併売となります。製造は引き続きバイエル薬品が行ないます。
注1:CVRM(CardioVascular Risk Management)とは、脳卒中、心筋梗塞の危険因子をできる限り下げることを意味し、その目的に製品化された薬剤をCVRM製品と呼んでいます。バイエル薬品は、高血圧、糖尿病、血栓癥に対する製品群を揃え、さらに高脂血癥や高リン血癥などの危険因子についてもポートフォリオを充実させていきます。
バイエル薬品について
バイエル薬品は、バイエル ヘルスケア社のグローバルな事業の一翼を擔い、日本市場における醫療用醫薬品と一般用醫薬品の輸入?製造?販売を行っています。バイエル薬品は革新性と創造性を発揮し、人々の健康に貢獻するヘルスケア?カンパニーの構築を目指します。
バイエル薬品ホームページ: http://www.bayer.co.jp/byl/index.html
日本新薬について
日本新薬は、醫療用醫薬品と食品の輸入?製造?販売を行っています。醫薬品部門は、血液がん、泌尿器系、炎癥?アレルギー系疾患を研究開発の重點領域とし、食品部門はダイエット素材など健康食品素材に注力しています。
日本新薬ホームページ: http://www.osaussies.com