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NEWS 2005
2005年07月11日
醫薬品
尿路結石治療剤「ウロカルン錠225mg」の新発売について
日本新薬は、平成17年7月12日から尿路結石治療剤「ウロカルン錠225mg」を発売しますので、ご案內申し上げます。
「ウロカルン」は、古くから民間薬として結石癥の治療に使用されていたウラジロガシのエキスを製剤化した尿路結石治療剤で、結石形成抑制作用、利尿作用、抗炎癥作用、排石促進作用を示します。しかしながら、1969年に発売したカプセル剤は全長(橫の長さ)21.8ミリメートル、體積862立方ミリメートルと大きく、患者さんにとって飲みにくいという難點があり、今回、小型化を目指して、全長(橫の長さ)15.0ミリメートル、體積508立方ミリメートルの錠剤に改良しました。
尿路結石は、尿が通る道(尿路)にシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムなどで出來た結石が詰まって激しい痛みを引き起こします。原因については食事の影響が大きいと言われ、日本でも食生活の歐米化により本癥の発生頻度は増えています。
「ウロカルン」は、現在、尿路結石の根本治療である(注)ESWL後の排石促進などに使用されていますが、本改良により服薬コンプライアンスの改善が図られ需要増が期待されます。
(注)Extracorporeal Shockwave Lithotripsy?。w外衝撃波結石破砕術)