2012年03月09日
企業
新規抗そう癢剤(NST‐141)に関するライセンス契約解除について
日本新薬は、大鵬薬品工業株式會社(本社:東京都千代田區、社長:宇佐美 通)との間で締結していた新規抗そう癢剤(開発記號:NST-141)に関するライセンス契約について、このたび解除することに両社が合意しましたのでお知らせします。
NST-141は、當社が創製した外用の新規抗そう癢剤であり、2011年2月からスタートした、アトピー性皮膚炎に伴うそう癢に対する第Ⅱ相の最初の探索的試験(PⅡa試験)の結果、全體としては明確な抗そう癢効果は確認できなかったものの、既存薬が奏功しない、比較的癢みの強い難治性のそう癢患者に対して効果を示す可能性が示唆されました。
當社は2008年10月1日、NST-141の日本國內における共同開発?共同販売に関する基本契約を大鵬薬品工業株式會社と締結しました。以來、共同で開発を進めてまいりましたが、このたびのPⅡa試験の結果を踏まえてライセンス契約を解除することとし、當社がすべての権利を再取得することで合意しました。
なお、當社では、NST-141が難治性のそう癢の新しい治療剤となることを期待して、引き続き開発を進めてまいります。
以上